3月24日、音楽教室ポコ・ア・ポコさんとコラボレーション企画「ドレミとリズムで楽しくふれる外国語」を開催しました!
まちゼミとは?
まちゼミとは、お店と地域のかたの出会いの場。
全国一斉まちゼミさんのサイトによると、「まちゼミ得する街のゼミナール、略して〝まちゼミ〟とはお店の方が講師となり、プロならではの専門的な知識や情報、コツ、また趣味の楽しみなどを無料で受講者(お客様)にお伝えする少人数制(2~7人)のゼミ」とのことです。
わたしが講師として参加させていただいた岩槻まちゼミも、レストラン、工務店、書店、教室など、多種多様なお店が受講者に専門知識をお伝えしています。
まちゼミ「ドレミとリズムで楽しくふれる外国語」
開催に至るまで
わたしは音楽はもっぱら楽しむ専門ですが、ピアノを習っていたことから語学と音楽の共通点を感じることがありました。例えば、英語と中国語については楽器の違いと似ているな、と思っています。
女性創業者交流会2023で、音楽教室ポコ・ア・ポコ代表者の秋山さまとお話しする機会があり、音楽と語学について普段感じていることをお話ししたところ、興味を持っていただき、その後のご縁もあり、まちゼミでコラボレーションをさせていただくこととなりました。
内容
導入
「音楽の視点から日本語・英語・中国語がどんな言語なのかを探る」を目的に、音やリズム、中国語、英語、日本語を題材にゼミを行いました。
歌詞を見ながら「ドレミの歌」をお聞きいただきました。英語のドレミの歌は聞いたことはあるけれど、中国語のドレミの歌は初めて!と盛り上がりました。つづりとリズムの違いがはっきりしたと思います。
楽器による音の変化の違い
ピアノと木琴、バイオリンで音の変化が違うことを感じていただきました。ピアノや木琴は階段状に音が変わります。バイオリンやトロンボーンは滑り台のように無段階で音が変化します。実際に階段や滑り台を用いて、音を体感しました。
言語の音の上がりさがり
日本語の「こんにちは」「ありがとう」で音の上がり下がりの差を確認し、英語・中国語でも、音の上がり下がりやリズムを感じました。
「日本語を話すときには(音が高い、低いという)音の高さの感覚がない」とおっしゃられていた参加者さまも、標準イントネーションと音の高さが違う「ありがとう」をお聞きいただくと、ご納得。このイントネーションで「こんにちは」「ありがとう」をみなさんで言ってみたところ、あまりの音の平坦さに、ロボットみたいとみんなで大笑いしました。
わたしの生まれ育った関西弁のイントネーションを披露させていただくと、参加者のかたがマネしてくださり、みんなでちょっと関西弁になりました。
音の高さ低さは方言にも関係しているんだ!と新たに発見いただきました。
中国語は一つの音でも声調が4つあり、それぞれの音で意味が変わってきます。そこで、4つの声調を実際にわたしが発音し、その後、四声を当ててもらうクイズをしました。みなさん、無事、声調を当てることができました!
楽譜について
音楽教室ポコ・ア・ポコさんからは、楽譜の成り立ちや、楽譜の書き方をレクチャー。楽譜は始めから5線ではなかったと伺い、わたしも驚きました。
日本語や中国語、英語の挨拶について、自由に楽譜に起こしていただきました。音とリズムを楽譜で表せることを、わたしも改めて確認することができました。
まとめ
参加者さまのお名前の中国語発音や、簡単な中国語の挨拶を口腔模型で解説。中国語のみならず、日本語の発音を口腔模型で解説したところ、大変興味を持っていただけました。
言語によって音の上がり下がりは違います。音楽でも、楽器によっても音の変化は異なり、音の印象も変わります。言語と音楽は一見違う分野ですが、共通点があることを感じていただきました!
「次回、また受けたい!」とのお声もいただけてよかったです!
感想
講師のわたしもとても楽しかったです。音楽教室ポコ・ア・ポコさんは私が知らない音楽の世界をご紹介くださり、わたしの世界も広がりました。
岩槻まちゼミサイトはこちらです。まだ募集中の講座もありますので、お近くのかたはぜひどうぞ!