翻訳の仕事がなかなか来ない!自分ひとりで今すぐできる解決法3つ

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わたしは今、フリーランスで日英中翻訳チェッカーをしています。継続的に依頼がきていたのに1週間とか、1か月とか、仕事が来ないときもあります。前の翻訳の出来が悪かったのかな…!?などと心配になることもあります。

こんな気持ちになることだってあります

でも、あきらめるのはまだ早い!まだまだ自分でできることはあります。そこで、この記事では「翻訳の仕事が来ない」ときの対応を紹介します。

目次

他の翻訳会社に登録する

一番手っ取り早いのがこちらです。時間があるときにトライアルを受けたり、登録したりしましょう。中には30社以上登録しているかたもいらっしゃいます。

翻訳会社も大手から中小までさまざまです。案件の多さも違います。また、フリーランスの仕事の波と同様、翻訳会社にも依頼件数の波があります

さまざまな翻訳会社に登録することで、翻訳案件の幅が広がることもあります。トライアルを受けて落ちても次があるさ、ぐらいの気持ちでチャレンジしましょう。

トライアルの合格の秘訣はこちらの記事に書いていますのでよかったらご覧ください。

翻訳会社やコーディネーターに連絡をする

翻訳会社やコーディネーターに連絡します。「案件ください」というのはもってのほかですが、例えば、「今は時間的に余裕があるので案件をお引き受け可能です」「広く案件をお受けできます」「最近、どのような案件が多いでしょうか?」など、さらりと連絡してみましょう。

スケジュールの共有

大型連休の前に、お休み予定をお伝えするのもよいと思います。というのは、大型連休前は翻訳会社やコーディネータはさらに忙しいため、スケジュールを問い合わせる手間も惜しいもの。引き受けてくれるとわかっている翻訳者、翻訳チェッカーに依頼したいという心理が働くためです。

まずは、コーディネーターに自分の存在を思い出していただくことを目的に連絡してみましょう!

引き受ける条件を下げる

もし、自分が譲歩してでも案件を振ってもらいたい場合は、「基準レートよりも低くてもお受けできます」と言ってもよいでしょう。もしくは「短納期の案件もお受けできます」も効きます。
「安易にレートを下げてはいけない」とはよく言いますが、翻訳の依頼が来なくて凹むぐらいなら仕事をしていたほうが気が楽な方は、どんどん翻訳をこなしていきましょう。ヘンなプライドにしがみつく必要はありません。案件をこなすと、コーディーネーターからの信頼感も上がります。

短納期で仕上げる

クオリティを担保したうえでのお話ですが、翻訳納期前に仕上げて納品します。すると、翻訳コーディネーターからは、もともとの納期まではスケジュールが空いているのでは?と思ってもらえ、新しく次の案件を振ってもらえる確率が上がります。

もともと短納期の場合は難しい方法ですが、納期に余裕があるときはぜひ取り組んでみて下さい!クオリティを担保したうえでのお話ですが、納期よりも早い納品は、翻訳コーディネーターには喜ばれます。そして、声をかけてもらいやすくなりますよ!

コーディネーターに会いに行く

もし、登録している翻訳会社が研修をしていたら、ぜひ参加しましょう。そこにはきっと翻訳コーディネーターが来ているはずです。研修で積極的に質問する、研修前後に名刺交換をする、など、研修+アピールの機会として使うのです。

ポートフォリオ(これまでの翻訳履歴)などを持参しておき、チャンスがあれば手渡しするのもよいでしょう。

「在宅ワーカービジネスマッチング会」など、一見関係なさそうな会にも参加することをお勧めします。

私の停滞期の乗り越え方

上記のことをすべて行いました。

新しく翻訳会社に登録しました。また、今登録している翻訳会社のコーディネーターに「現在余裕があるので、基準レートよりも低くてもお引き受けできます」とメールしました。さらに、翻訳会社の25周年記念パーティーに参加しました。

全部やりきった後は、定期的に案件依頼が来るようになりました。同じクライアント様からの継続案件が増え、翻訳チェックの質も上がり、チェックにかかる時間も短くなりました。日本語⇔英語、日本語⇔中国語の案件だけでなく、英語⇔中国語の案件も来るようになりました。

また、ゴールデンウィーク前にはお休み予定をお伝えしました。結果、ゴールデンウィーク前に日本語⇒中国語の特急案件が2件、ゴールデンウィーク後に日本語⇒英語の1件の案件が決まりました

そして、今、トライアルを受けて、結果待ちです。たとえトライアルに落ちても「次があるさ」ぐらいの気持ちで、また別の翻訳会社のトライアルを受けるつもりです!

チャレンジしていれば、もがいていれば、前に進めるのです!

わたしのチェッカー停滞期の原因

翻訳者や翻訳チェッカーはたいてい、自分の「レート」を持っていて、翻訳会社に伝えています。1文字あたりいくらか、時間当たりいくら、です。翻訳コーディネーターさんたちは、翻訳案件があると、レートに沿った翻訳者と翻訳チェッカーをアサインします。

チェッカーの仕事は低単価。3000以上の語句リストと数ページ以上のワード資料の語句チェック照会作業で、1文字1円以下、3000円ももらえない、なんてザラです。

一つの会社の中で「担当者」として翻訳チェックをしていれば、また同じ仕事が来る可能性もあります。しかし、フリーランスだとたいてい1回きりでおしまいです。毎回毎回、新しい分野、新しいクライアントの用語を覚えなければなりません。そして、翻訳チェックの質が悪いと、次回、翻訳コーディネーターに声をかけてもらえるチャンスは減ります。毎回、最良、最善を尽くすのに、次のお仕事の確約がもらえないことを苦しく感じました。

自分を守るため、わたしは低単価・短納期のお仕事はお断りするようにしました。数回お断りすると、やがて仕事が来なくなりました。

当時、わたしは「きっと断ってもまた次声をかけてもらえるだろう」という甘く考えていました。「チャンスはすぐにつかまないと逃げる」フリーランスの厳しさをわかっていなかった、としか言いようがありません。

低単価でも、チャンスを常に狙う。チャンスが来たらサッと動く。今後も肝に銘じます。

まとめ

フリーランスとしてこの先生きていくには、「困ったら自分から声を上げること」「人に会いに行くこと」が大切だと感じています。人に会って、自分が今どんな状況か伝えれば、いつか道が開ける。そう信じています。

レートはまだそこまで上がっていませんが、時間あたりの効率が上がれば、自然とレートは上がってきます。

今のわたしは、たしかに法に守られた正社員と比べれば弱い立場かもしれません。しかし、「翻訳案件が来ない」という困難を解決できた自信が付いたのは大きな収穫でした。

この記事が、翻訳が来ないとお悩みのかたの何かの訳に立つことを祈ります!
個別に相談したい!話がしたい!というかたはお問合せ、または公式LINEからどうぞ。

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