中国語発音のカタカナ書きは「声調」と「日本語にない音」に要注意 

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中国語の発音はピンインを覚えるのが一番ですが、初心者向けのテキストには、カタカナ書きが添えられているテキストをよく見かけます。確かに便利ですね。でも、これだけはカタカナで表現しきれない!という音があるのも事実。本日はそんな音を紹介します。カタカナ書きを利用するときは、必ず注意してください!

目次

表現しきれない音

声調

声調は、音の上がり下がりなので、カタカナ書きで表現しきれません。太字や文字の大小で表現しようと頑張っているテキストもありますが、やはり声調記号か矢印にかなうものはないでしょう。

なお、声調が違うと、全く通じないばかりか、違う意味になってしまう単語もあります。カタカナを頼りに発音をする場合は、声調には要注意です。

日本語にない音

日本語にはない音は、日本語で近い音を借りて表現するしかありません。

例えば、単母音の「e」。これは、英語にもない音なので、もう、なんと書いていいか…表現しきれない!としか言えません。

日本語で区別しない音

日本語で区別しない音は、カタカナでは同じ音として書かれてしまいます。

代表的な例を挙げてみました。これらの音は中国語では違う音ですが、日本語では同じ音として書かれてしまうのです。

qichi
zhiji
hufu
-n-ng
違う音も同じになってしまう

無声音と有声音

中国語の「da」は日本語の「ダ」とは異なる発音の仕方をします。(専門的には中国語の「da」は無声音で、日本語の「ダ」は有声音です)しかし、カタカナ書きだと、中国語の「da」と一番近い音は日本語の「ダ」であるため、違う発音の仕方の音で書かれてしまいます。

まとめ

中国語を学ぶ最初の段階では、すぐにピンインをマスターすることは難しいかもしれません。だって、数も多いですもの。よしやるぞ!と中国語の学習を意気込んで始めたにもかかわらず、ピンインの複雑さに直面してあきらめてしまうかたもいらっしゃいます。

でも、それは非常にもったいない。それなら、学習のハードルを下げて、カタカナを活用する方法も一つの選択肢です。英語だって、そういった方法があります。中国語だって、カタカナを使うことで、中国語を身近に感じてやる気がアップするなら使っても構いません。

専門的な根拠のある、信頼できる中国語音節表記ガイドラインもあります。よく工夫されています。

ただし、中国語を学習するなら、カタカナを使って発音を大まかに覚えたら、同時に正しいピンインと声調にも取り組むことが大切です。なぜなら、上記のように、カタカナでは中国語の音のすべてを正確に表現することはできないからです。

こんがらがりそうであれば、わたしもお手伝いいたします。いっしょに中国語の学習を楽しんでいきましょう!

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