ピンインはアルファベットで書かれているので、日本語のローマ字と似ています。でも発音記号ではないので、文字通り発音すると、間違ってしまうことがあります。
今回は、ピンインに書かれていなくても発音する音、消える「e」を紹介します！
「e」を書かない場合
「ui」の発音は、音通りに書くと「uei」となります。単母音の「e」の音がありますが、「e」を書きません。
「un」の発音は、音通りに書くと「uen」となります。単母音の「e」の音がありますが、「e」を書きません。
この単母音の「e」はかすかに聞こえる程度です。
発音を学ぶ立場から言えば、書いておいてくれた方が親切なのに！と思うのですが、中国語のピンインは「e」を書かないと決まっていますので、「ui」と「un」と書きます。
「ui」「un」の発音の仕方
練習方法を２つ紹介します。
単母音の「e」を意識する
「ui」ならば「u→e→i」、「un」ならば「u→e→n」と練習します。この方法できれいに音が出ればＯＫです。
「u」の口の形を意識する
「ui」と「un」のときに聞こえる単母音の「e」はかすかに聞こえる程度です。
そこで、エイコアカデミーのレッスンでは、「u」の口の形をしっかり作って発音することをお勧めしています。
もともとuの音は唇をしっかり動かしますので、そこから、「i」や「n」の位置に唇や舌を動かすと、自然に、かすかな「e」が聞こえます。
まとめ
中国語にはピンインに書かれていなくても発音する音があります。
たとえば「ui」と「un」はそれぞれ「u(e)n」「u(e)n」と読みます。
発音の仕方に迷ったら、もともとの音を意識する方法と、口の形を意識する方法、どちらかを試してみてくださったらと思います。
それでも迷ってしまう方は、ぜひ、お声を聴かせていただけたらと思います！わたくしが確認し、その場でフィードバックさせていただきます！
ピンインは今回挙げたようなちょっとした落とし穴もありますが、でも音をアルファベットで書き表せて確認できるというのは画期的です。堂々と、気長にピンインとお付き合いいただけたらと思います！
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