中国語音読:つっかえる原因を分解して、くっ付ければ読める!

  • URLをコピーしました!

先日、下記の音読トレーニングセミナーを開催しました。


中国語を学習されたことのあるかた、中国語を昔学んでいたが、今は諸事情によりお休みされている方、中国語を教えている方、さまざまなかたが参加してくださいました。

その中で寄せられたお悩みのなかで、「発音が難しく、音読が進まない」というものがありました。そこで、今回は発音が難しい、と感じても、音読を進められる方法をご紹介します。

目次

音読の意義とメリット

他のブログ記事でも触れていますが、もう一度、音読の意義とメリットをおさらいしましょう。

重要性

中国語の音読は、発音を身につけるために不可欠です。繰り返し練習することで、会話スキルを身につける基盤を築くことができます。

メリット

音読は単調な練習のように感じられるかもしれませんが、実は多くのメリットがあります。発音の向上だけでなく、リスニング力の向上や文法理解にも繋がります。

中国語のリズムやイントネーションを知ることもできますし、日本語との違いも感じ取ることができます。

音読がうまくいかない原因を見つける

ここから、実際に音読の際のハードルを紐解いていきます!

つっかえる原因の洗い出し

まずは、音読でつっかえる原因を明確に把握していきましょう。音読していてつっかえた部分を、マークします。

そのご、つっかえる原因を次の5つに大別してみましょう。

  1. 声調
  2. 個々の発音(母音)
  3. 個々の発音(子音)
  4. リズム
  5. イントネーション
問題を切り分けていきましょう!

1.声調、2.個々の発音(母音)、3.個々の発音(子音)の場合

声調、個々の発音(母音・子音)の場合は下記のステップをふむと、スルっと音読がうまくいくことがあります。

知識のおさらい

ピンイン(注音符号)の読み方を間違って覚えていないか、確認しましょう。なんとなく、ではなくて、もう一度基礎のテキストを見直すのもいいですね。復習していみると気づきがあるものです。

声調のおさらい

子音と母音を一生懸命がんばっているのにどうしてうまく音読がうまくいかないのか?もしかしたら、声調かもしれません。

声調は個々のパターンも大切ですが、2音節の組み合わせ声調パターンの練習が大切です。

パターン表は「ma」が有名ですが、単語を使ったものでもOKです。たとえばこちら。

数字+両詞の組み合わせもお勧めです。

わたしのレッスン時には、数字や、日本の地名を使った表を使っています。もしよかったらこちらの動画で紹介していますので、ご覧ください!

スピードを下げる

美しいモデル音声を真似しよう!という心意気は素晴らしいのですが、一度に速く読むことよりも、ゆっくりとステップを踏んで進む方が効果的です。まずは単語やフレーズをゆっくりと繰り返し読み、徐々にスピードを上げていくことをおすすめします。

単語の区切りの確認

長文の音読よりも、フレーズごと、単語ごとに分けて練習することで、より発音しやすくなります。

4.リズム、5.イントネーションの場合

モデル音声をよく聞く

モデル音声をよく聞き、息継ぎの場所や、緩急抑揚を確認しましょう。ネイティブのかたに読んでもらうのもよいでしょう!

練習方法を変える

音声を聞き、留めて自分が繰り返すリピーティング、少し遅れて音読していくシャドーイングを試しましょう。オーバーラッピングと言って、モデル音声と同じタイミングで話すものおすすめです。

全体的にお悩みがある場合

何がお悩みかわからない場合もあるかと思います。また、複数のお悩みが組み合わさっているときは、下記を試してみましょう。

フィードバックの活用

信頼のおける、安心感のある先生に、正しい発音と、どの部分を改善すべきかを具体的に指摘してもらいましょう。発音はセンシティブな内容ですので、「この先生なら発音を指摘されてもOK!」と思える先生を探しましょう。

わたしは、中国語ネイティブならどなたでも発音をチェックしてもらえると思って、中国語ネイティブの友人に音読を聞いてもらったことがあります。また、「発音がなんとなく違う。でも通じる」と指摘され、逆にどうしてよいかわからなくなってしまったことがありました。もちろん、どう直せばいいか、日本語でアドバイスできる中国語ネイティブのかたもいらっしゃいますが、なんとなく違うことはわかっても、どう直せばいいかまでアドバイスできるのは、そこまで多くないのかもしれません。自然に日常生活の繰り返しの中でネイティブ発音を身につけた方は、外国人に習得ステップを紹介するのは難しいと感じた瞬間でした。

発音チェックの重要性

自己流の音読練習を続ける中で、発音のクセや誤りが生じることがあります。発音チェックを受けるのもよいでしょう。

音読教室への参加

音読教室に参加するのも一つの手です。先生にはぜひ発音を聞かせてもらいましょう。また、他の学習者と共に練習してもよいでしょう!学習のモチベーションも高まります。

Twitter(現X)では、こんな会も募集されています!ぜひご覧ください!


まとめ

わたしもかつて一人で音読に取り組み、うまくいかなくて中断してしまったことがありました。問題を切り分ける方法に気が付いていれば、うまくいかなくて悩むことは少なかったかもしれません。

みなさんが、スムーズに発音できるようになるために、この記事が役立つことを願っています。

冒頭のセミナーは今も録画販売中です。よかったら参考にしてください。

レッスンはこちらをどうぞ。

今すぐレッスンを受けたい!というかたは下記より体験レッスンをご予約下さい。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアお願いします!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次