【初心者OK】機械翻訳を中国語学習に活用(Google,DeepL,百度,搜狗)

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GoogleやDeep Lなど、AI翻訳の進化は目覚ましいものがあります。AI翻訳は精度がまだまだ、という声もありますが、ちょっとだけ、すぐに意味が知りたいときには便利ですね。


今回は、そんなAI翻訳について、語学への活用法3つを紹介します。うまく使うと、語学学習の助けにもなりますよ!

目次

AI翻訳とは?

AI翻訳とは、人間ではなく機械が、ある言語から別の言語に翻訳することを指します。自動翻訳、機械翻訳と呼ばれることもあります。Google翻訳、DeepL翻訳が今のところ巨頭と言えますが、「みんなの自動翻訳@TexTra®」という国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した自動翻訳サイトもあります。

AI翻訳の活用

外国語の意味を調べる

もっともこの使い方が多いのではないかと思います。辞書を引かなくても、ささっと意味が分かるので便利ですよね。

AI翻訳は、文脈に沿った訳し分けや、複雑な文章が苦手だという特徴があります。例えば契約書などは、妙に自然な日本語になってしまい、契約書らしい硬めの日本語になっていないことがありました。また、用語の統一もイマイチです。さらに日本語は英語より精度が落ちることが多いです。AI翻訳を使って意味を調べた後は、複数のAI翻訳で調べたり、前後の文章を読んだりして、正確な理解に近づけることが必要です。

外国語を読み上げてもらう

原文を翻訳ソフトに貼った後、音声読み上げを選ぶと、発音してくれます。DeepLは読み上げのみですが、Google翻訳は読み上げ機能もあり、ピンインや発音記号も表示してくれます。

中国語の「一」や「不」などは、後ろに続く単語の声調によって、それ自体の声調が変わりますが、無視されてしまいます。
また、英語は発音記号がたくさんあるので、自分が見慣れない発音記号で表記される可能性があります。また、リエゾンも無視されることがあり、文レベルでは少し不自然な発音になることもあります。

とはいえ、ネイティブに近い発音が気軽に調べられるのは画期的だと思います。

自分の書いた外国語をチェックする

自分が書いた外国語をAI翻訳で日本語に訳して、自分の言いたい意味になっているか簡易的にチェックできます。

A翻訳では、意味が通じているかどうかはわかりますが、文脈に沿っているか、TPOに合っているかは、判別できません。また、改行を文の終わりとみなすという癖があるので、文の途中で改行が入っている場合は削除しておくことが必要です。

中国語でどうしても理解できない部分は、中国語⇒日本語、中国語⇒英語に訳し、3つを対照すると理解できることがあります。特に、英語への翻訳は、日本への翻訳より精度が高いことが多いです。
以前、インドネシア語の法律を読むことがありましたが、DeepLとGoogle翻訳で、インドネシア語⇒英語、インドネシア語⇒日本語に訳し、3つを照らし合わせて理解できたことがありした。
ぜひ試してみてくださいね!

中国語簡体字⇔繁体字変換

中国大陸で使われている簡体字を、繁体字に変換したいとき、その逆を行いたいときにも使えます。翻訳の言語で、個人的にはイチオシの機能です。

「中国語(簡体)」と「中国語(繁体)」または、「中国語(大陸)」と「中国語(香港、台湾)」などで変換します。

共通点

かつては、カチコチの翻訳文を見て、「これはGoogle翻訳ですか?」などと言っていた時代もありましたが、目覚ましく進歩しています。

画面構成

Googleも、DeepLも左側に翻訳元の原文を入れると、右側に翻訳済みの文が表示されるという仕組みです。

スマホアプリ

どちらもスマホからも使用が可能です。

【Google翻訳】iOS

【Google翻訳】Android

DeepL

音声読み上げ&音声入力機能

対応言語数は異なりますが、どちらも主要言語は読み上げ機能があります。学習者にはありがたいですね!

異なる点

ピンイン表記の有無

Google翻訳はピンインが表示されますが、DeepLにはピンインが表示されません。

リライト機能

DeepLには、英語とドイツ語の場合「DeepL Write」というリライト機能の利用が可能です。このため、日本語⇒英語に翻訳させたあと、さらに文を洗練させたい場合、DeepL Writeの使用が可能です。

しかし、Google翻訳にはリライト機能がありません。

AI翻訳を使いこなすコツ

1回であきらめない

AI翻訳から出力された文を見て、「これはダメだ!」と思った経験、どなたでもあるのではないでしょうか?

でも、これであきらめてはもったいないです。ぜひ、下記の点をチェックし、翻訳前の原文を修正することをおすすめします。

  • 翻訳元の文(特に日本語)の意味があいまいではないか
  • 自分が原文をしっかり細部まで理解できているか
  • 1文が長くなりすぎていないか
  • 専門用語や社内用語などが多すぎないか

ダブルチェックを行う

AI翻訳で翻訳したら、3つのダブルチェックを行いましょう。

AI翻訳×AI翻訳

いくつかAI翻訳ソフトを使って翻訳し、比較しましょう。訳抜けや訳漏れなどがないか、対照することで精度が上がります。

中国語の精度がまだまだ、と感じたら、中国本土で開発されたAI翻訳「百度翻译」または「搜狗翻译」を使ってみましょう!それぞれ、どちらもGoogleやDeepLと同じように使えます。リンクを貼っておきます!

中国国産のアプリは外国語⇒中国語の翻訳に強い印象です。蓄積されているデータの量が多いのだと思います。
逆に中国語⇒外国語の翻訳は、GoogleやDeepLに軍配が上がる印象です。

AI翻訳×用語リスト

AI翻訳にかける前に、これだけは誤訳されたくないという用語のリストを作っておきます。そして、AIによる翻訳文と用語リストを比較対照します。

AI翻訳×人

最終的には、やはり人です。なぜなら、AIが翻訳された文を読んで利用するのは人だからです。訳抜けや訳漏れなどがないか、不自然な訳がないか、人の眼を使って確認しましょう!

AI翻訳は結局使えるの?

正直言うと、英語に比べると、中国語のAI翻訳の精度はまだこれからの段階です。

ただし、AI翻訳がどんなに発展しても、人による翻訳がなくなることはない、わたしはそう信じています。

まず、プロの翻訳者は、AI翻訳のすべての機能を一人の頭脳で処理しています。また、自分の翻訳文をAI翻訳にかけてダブルチェックしているかたもいらっしゃいます。人による翻訳も、AIによる翻訳も用途、目的次第だと言えます!

それに、わたしは英語、日本語、中国語の翻訳チェッカーをしていますが、AI翻訳と人による翻訳のレベルの差は歴然としています語句の統一、訳抜け、誤訳、そして場面に沿った文体は人によるチェックが必要です。

日々、AIは確実に進歩しています。それはAI自身が学習を続け、人の手で修正されているからです。

AI翻訳を使うときは、間違っていることもあることを念頭に、うまく付き合っていきたいものです。

AIを作ったのは人。AIを使いこなすのも人。

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