先日、下記の音読トレーニングセミナーを開催しました。
その中で寄せられたお悩みのなかで、「声調が覚えられない」「発音ができても声調が狂う」というものがありました。そこで、音読時の声調のお悩みについてご紹介します。
声調とは発音の一部である
他のブログ記事でも触れていますが、もう一度、中国語にとっての声調の役割を確認しましょう。
発音の一部である
中国語の声調は、子音と母音に加えて、発音の一部です。
意味に関わっている
中国語の声調は、意味に関わっています。声調が違うと別の意味になることもあります。
どこでも共通である
地域によって、ほとんど声調は変わりません。台湾と大陸で、声調が異なる単語もありますが、ごく少数です。
中国語のリズムやイントネーションを知ることもできますし、日本語との違いも感じ取ることができます。
声調が安定していると、聞き手に安心感を与えます。どうせなら、声調を合わせたいものですよね!
声調に関するお悩み
生徒さまから実際にお伺いした声調に関するお悩みです。
- いつも同じ声調を間違える
- 正しく言っているつもりなのに注意される
- 単語や意味のかたまり、一文が長くなると狂う
- 一文を読んでいるうちに基準がブレてきて、高さがコントロールできなくなる
音読されたことのあるかたなら「あるある」と思われたのではないでしょうか?
お悩み解決のために
声調を間違って覚えている
まずは、その単語を練習しましょう。ピンインを書いてもいいです。
次に、そのまちがいやすい単語を、他の単語と組み合わせて練習しましょう。
ピンインはこちらからチェックできます!
正しく言っているつもりが狂っている
まず、ご自身が正しく言えているか、確認しましょう。ご自身で無理なら、どなたか信頼のおける方に聞いてもらいましょう。これなら間違えない!という単語を最初に頭の中で再生してから言うのも効果ありです!
単語や意味のかたまり、一文が長くなると狂う
まずは、一つ一つの声調ができているか確認しましょう。そして、二音節の組み合わせ声調パターンの練習をしましょう。
中国語は二音節の単語がとても多いため、ちょっと面倒でも二音節まで区切って練習するのが大切だと思います!もし面倒であればレッスンで一緒にやっても大丈夫です。
わたしのレッスン時には、数字や、日本の地名を使った表を使っています。もしよかったらこちらの動画で紹介していますので、ご覧ください!
一文を読んでいるうちに基準がブレてくる
基本的に、中国語の声調の音の高さの幅は一定です。読んでいるうちに基準がぶれてくる、ということは、厳しいようですが、ご自身のなかでの声調の幅の基準が定まっていないのかもしれません。
まずは一声と三声で高さの幅を決める。
二声と四声で音の上がり下がりの感覚をつかむ。
基本中のキホンですが、一度立ち戻ってみるのもよいでしょう。
まとめ
わたしもかつて一人で音読に取り組み、適当になってしまったこともありました。「英語のようにリズムを付ければカッコいいかも!」と思って変な癖がついてしまったこともありました。声調にもっと注目していれば、うまくいかなくて悩むことは少なかったかもしれません。
みなさんが、音読で声調に関するお悩みが少しでも軽くなることを願っています。
だれかといっしょに音読すると、刺激も受け、がんばろう!という気になるものです。
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