中国語だけでなく語学、特に発音練習は、モデル録音をよく聞くところから始まります。最近は音声付きの本も増えていますし、スマホでダウンロードできるものもありますので、音声を活用したいものです。
そこで、わたしが愛してやまない無料音楽再生アプリAudipoをご紹介します!語学におすすめの音楽再生アプリの条件も併せてお伝えします。
発音練習のために、音読と听写tīngxiě(音声を聞き取ったそばから書き起こしていくトレーニング:ディクテーション)をお勧めしているのですが、そんなときにもこのアプリは強い味方になります。上級のかた向けのシャドーイングにも使えます。
音読やシャドーイングについては下記をご覧ください!
アプリの条件
1.無料版がある
音楽再生ソフトは星の数ほどあります。有料でダウンロードして気に入らなかったらもったいないので、無料版があるものがよいでしょう。
2. 日本語表示である
世の中には、「PCやスマホを、学びたい言語に設定し、留学気分を味わう」という勉強法もあります。そんな考え方を否定するわけではありませんが、とにかくディクテーションをしたい場合は、手っ取り早く日本語で表示されるアプリのほうが目的に集中できてよいと思います!
3.シンプルな画面である
ディクテーションの場合、再生や停止を繰り返すことが多いです。シンプルかつ直感的に操作できるのは助かります。
4.再生速度が変えられる
外国語リスニングでほとんどの方が「速い!!!」と思ったことがあるでしょう。そんな際、速度がゆっくりできたら聞き取りも楽ですね!
5.1曲リピート、区間機能がある
ディクテーションしていると、何度も何度も繰り返し音声を聞きます。このため、最初の「一番、○○について」や「第1課」といった導入も何度も聞いていると時間のロスになります。そこで、自分が聞きたい部分だけ、選択でき、リピートできる機能があると便利です。
Audipoおすすめポイント
上記5つの条件を満たすアプリはいろいろあります。例えば、語学プレーヤー(NHK出版)。NHKテキストで取り上げられている例文と連動して、かつて私も使用していました。
でも、Audipoを愛用しているにはこんなわけがあります。
フォルダ指定ができる
自分が購入した本のダウンロード音声を再生するには、再生する音楽ファイルのフォルダが指定できると便利です。Audipoは指定が簡単です。
音声波形が見れる
音声が始まるかどうか、波形で確認できます。波が見えないところが、音声が途切れているところです。再生しているところの秒数をメモる必要がなく、スマホ画面上で再生スタート箇所、終了箇所を指定できます。
広告が気にならない
「広告が気になるなら有料版へ」というのがお決まりのアプリビジネスですが、Audipoはあまり広告が目立たず、普段の使用ではほぼ気になりません。
いつも開発者のかたに感謝し、愛用しています!本当にどうかこのままアプリを存続させてください!
Adipoアプリ設定の仕方
私が実際に行ったアプリ設定の仕方を紹介します!超簡単です。
1 .アプリをダウンロードする
iOSとAndroidどちらかをダウンロードします。
iPhone / iPad版
Android版
2.スマホアプリから音楽データを指定する
3.録音を聞く
使い方は以上です。とってもシンプルで使いやすいです!
イチオシの活用方法
この部分を書きたくて、この記事を書いたというっても過言ではないくらい、ディクテーションが効率的にできる活用方法です。
ディクテーションとは、聞いたそばから書き起こしていくトレーニングのこと。日本語で言うところの「文字起こし」です。効果の一例はこちら。
- リスニング力が伸びる
- 自分の弱点がわかる
- あいまいな漢字が書けるようになる
- 予測力(コロケーション)が鍛えられる
- 文法や単語・リーディングの勉強にもなる
いいことづくめなのですが、同じ音声を何度も書け、書きとっていくので少々「面倒」なのです。
そこで、Audipoの出番です!
リピート設定
再生したい音声ファイルを開き、赤枠で囲った部分をクリックします。これで、この曲の冒頭から最後までリピート再生できます。
区間リピート設定
赤で囲ったところを2回押すと、ABと変わります。指でリピートしたい部分をスライドさせ選択すると、リピート再生する部分が選べます。
Audipoの威力3つ
リスニングする回数が増えた
Audipoを使い始めて、リスニング練習に対するハードルが下がり、1日の中でリスニング練習をする回数が増えました。
いつでも、どこでも、すぐに自分の好きな速度で、好きな部分を繰り返し聞くことができるからです。
リスニングに集中できるようになった
これまではモデル音声を聞くと、別のアプリを開いてしまい、聞き流し状態でした。Audipoは波形で今、どの部分を再生しているか動きで確認できるので、目でも「リスニングしている」という実感を得られました。このため、別のアプリを開くことなく、ネットサーフィンに逃げることもなく、リスニングに集中できるようになりました。
ディクテーションに抵抗なく取り組めるようになった
中国語の听写tīngxiěは、中国語の音声を聞いて、漢字を書かなけれならないため、ちょっと面倒です。
Audipoを使い始めてから 音声再生、停止、繰り返し再生が簡単に始められるため、ディクテーションも楽にできるようになりました。
ディクテーションに取り組めるようになると、自分の弱点を楽に洗い出すことができます。
ちょっとした面倒なことが取り除かれると、その後のトレーニングも楽に取り組めるものだと実感しました。
まとめ
いかがだったでしょうか?Audipoは大変使いやすいアプリなので、ぜひ使っていただきたいです。わたしはこれで、音読、シャドーイング、ディクテーションの効率がはるかにアップしました!
そのほか、資格試験対策にも有効だそうで、中小企業診断士のかたが紹介されていました。音声教材を倍速で聞くのに使えるそうです。
もし設定などでわからないことがありましたら、お気軽にお問合せフォームからどうぞ!
お気に入りのアプリを使って、楽しく中国語の学習を進めていきましょうね!