中国語初心者の発音学習は何から始める?始める前に迷子になりそうな方へ

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ゼロから中国語の発音を学ぶ場合、何からがおすすめでしょうか?
ずばり、発音からスタートするのが近道です!

目次

発音からスタートしよう

何よりも先に発音(文字の読み方)を勉強するのがよいと思います。理由は、中国語は発音が最も重要な要素だからです。

中国語は日本と同じように漢字を使っているので目で見ればなんとなく意味がわかりますが、発音はほとんどわかりません。中国語の漢字には、日本語と異なる「中国語の読み方」があるからです。

文字や単語を先に勉強し、カタカナ読みなどで中途半端に覚えると、リスニングやスピーキングでつまづくくもとになりかねません。最初に発音を勉強するのが最も合理的なのです。

ピンインの読み方を覚えよう

発音から学ぶとすれば、次は何を学びますか?おすすめは漢字の中国語の読み方を表す「ピンイン」を学ぶことです。
ちょうど日本語の漢字にふりがなのようなものだと考えていただければOKです。※台湾など、注音符号を使う国や地域もあります。
ピンインはアルファベットで書かれていますので新たに文字を覚えるのは声調符号くらいで学びやすいです。

ところがこのピンイン、外国語として中国語を学ぶ方にとって、やっかいなところがあります。
・基本的にローマ字読みできません
・英語や日本語のノリで読むと読めない字があります
・文字では書かないけれど存在する音、消えてしまう記号があります
・発音記号ではありません。同じ文字で違う音、違う文字だけど同じ音を表していることがあります

それでも、音を耳で聞き、目で見て確認するのは効率的です。覚えるための手掛かりは多ければ多い方がいいと思います!

外国語母語話者の方が日本語を習うときは、ひらがな、カタカナ、ローマ字のいずれかを学びます。漢字の読み方が書けるようになるからです。わたしたちも小学校1年生でまずひらがなとカタカナを習い、その後漢字を習いましたね。中国語圏の子どもさんの多くは小学校でピンインを習うそうですよ!(注音記号を習う場合もあります)

とにかく声調を大切にしよう

中国語の発音には子音、母音、声調の3つの要素があり、もっとも重要なのは声調です。
声調が合っていないと中国語は通じません。逆に子音や母音が少しぐらい間違っていても、声調が合っていれば理解してもらえることが多いです。中国語は声調、つまり1つの音の中での高低差が意味の違いに重要な役割を果たしているのです。

子音と母音の組み合わせという概念は日本語にもありますが、声調は日本語にも英語にもありません。
ですから、しっかり練習する必要があります!

日本語も音の高低差で意味が変わる仕組みがあり、「高低アクセント」とも言われています。日本語の高低アクセントは「Suica」と「スイカ」や、「柿」と「下記」など、意味の違いを表しますが、これらは「す」「い」「か」だったり「か」「き」だったり、2つ以上の音の中での高低差であり、中国語の声調とは違う概念になります。

まとめ

今回の記事のまとめです!

1.発音からスタートしよう
2.ピンインの読み方を覚えよう
3.とにかく声調を大切にしよう

「えー、中国語の発音ってなんだか難しそう」「発音じゃくてドラマから始めちゃったよ」「早く検定試験受からないといけないんだけど」という声が聞こえてきそうですが、どうかご安心ください。
発音の学習はいつからだって、何歳からだって始められます。丁寧にトレーニングを積めば、どなたでもできるようになっていきます。

どうか発音を大切にしていただけたらと思います!

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