発音を一通り身につけたあとも、「このままで大丈夫?」「次は何をすればいい?」と迷うタイミングは必ず訪れます。ここでは、学習を続けるためのヒントをまとめました。
発音に迷ったら「習い始めと同じステップ」に戻る
発音講師をしていても、自分自身の発音に悩むことはあります。そんなときは、①一つ一つの音を大きな口で練習し直す ②ピンインを復習する ③声調の高さをそろえる、という「基本を覚える→基本を定着させる」という最初のステップに戻ってみましょう。一度習ったことも、あらためて基礎から見直すと新しい気づきがあります。
HSK3・4級、中検3級を超えたら伸ばしたい力
これらは初心者卒業のひとつの指標です。ここから先は、リーディング(読む)とライティング(書く)を意識的に鍛えるのがおすすめです。聞く・話すに比べて読む・書くは一度身につくと落ちにくいという特徴があります。簡単な絵本やブログから読解を始め、日記や短文を書いて言語交換アプリ(HelloTalk・Tandem)にネイティブ添削を求めるのも効果的です。
中国語のうまい日本人から学ぶ3つのコツ
卓球の石川佳純選手の中国語インタビューは、中国メディアからも「発音が美しい」と称賛されました。参考にできるポイントは3つ。①単語の声調が安定していて、一音一音はっきり聞こえる ②シンプルな単語を、強く、しっかり発音している ③「就是(じゅうしー)」のようなつなぎ言葉を自然に使っている。ネイティブレベルを最初から目指すのではなく、こうした身近な目標から一歩ずつ近づいていくのがモチベーション維持のコツです。
発音を独学したい人へのおすすめテキスト
- 『中国語発音マスター』(高田裕子 著)— 子音・母音・声調を丁寧に解説、音声CD付
- 『音が見える!中国語発音がしっかり身につく本』(劉雅新 著)— 声調を矢印で図解、音声ダウンロード対応
- 『基礎から学ぶ中国語発音レッスン』(青木隆浩 著)— 日本人が陥りやすい誤った発音の音源も収録
- 語林「くるっと発音表」(無料配布)— 四声の組み合わせ20パターンを矢印で図解
まとめ
学習が長く続くほど、「これでいいのかな」と立ち止まる瞬間は増えていきます。そんなときは完璧を目指さず、基本に戻る・小さな目標を見つける・信頼できる教材に頼る、この3つを思い出してみてください。