【ChatGPT】中国語作文添削うまくいかないときの対処法

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過去数回にわたり、ChatGPTのプロンプトと実践例を紹介しました。しかし、チャット作文で発生したように、動作検証済みのプロンプトを使っても、なぜか狙い通りの回答が得られないことがあります。

少し工夫するだけで、狙い通りの答えが得られることもあります。そこで、わたしが実際に行なっている対処法をお伝えします。

目次

プロンプトの3原則

具体的に対処法をお伝えする前に、プロンプトの原則をお伝えします。動作検証済みのプロンプトを少し自分で改変した場合、こちらの原則から外れてしまっていることがあるので、サッと確認しましょう。

1. 具体的かつ明確に指令を伝える

ChatGPTはいわば、ちょっと天然の優秀な新入社員のような存在。具体的かつ明確に指示することが大切です。「そこんとこ、いい感じによろしく」といった、以心伝心を願ったような指示では狙い通りの回答はできません。「自然な中国語の表現に直してください」といったように、具体的かつわかりやすく伝えましょう。「文字数は80字前後で」「ピンインも付けてください」など、条件を指定しましょう。

2. 参考情報を与える

自分の立場を明らかにしましょう。「中国留学中の大学生です」でもいいですし、「わたしは会社員です」でも大丈夫です。なお、具体的な個人情報の入力までは必要ありませんのでご安心ください。

3. 出力言語、トーンとマナーを指定する

日本語で指令を書いているのに、英語で回答が返ってくることもあります。このため、回答が日本語で欲しい場合は、必ず「日本語で回答してください」と書きましょう。また、「ビジネス中国語で」や「学校の先生に伝えるような形で」とトンマナ(トーンとマナー)を指定するのも大切です。

具体的な解決法

上記の原則を守っているのに満足いく回答が得られないときは、下記を試します。

追加で質問・指令を行う

元も簡単な方法です。満足いかなかったところを追加で指令を出します。

「日本語で書いてください」「中国語で書いてください」などと書くとうまく回答が得られるときがあります。「もう少し詳しく説明してください」や「小学生にもわかるように説明してください」という指令もOKです!

質問を変える

具体的なプロンプトについて、非常に詳しいサイトがあります。こちらを参考にして、質問自体を変えてしまうのも良いでしょう。

質問を英語で書く

ChatGPTはアメリカの企業です。もともとの開発言語は英語のようで、英語で指令した方が精度が上がります。

公開されているプロンプトを例に取ってみましょう。

私は【366日中国語日記チャレンジ】に挑戦中です。これから日記を投稿するたびに、私は以下の【日記カウント】の継続日数を書いて投稿し【今日の気持ち】に今の気持ちを簡潔に書きます。【366】をゴールとして、数字が1つ上がるたびに、【今日の気持ち】も参照しながら、時には厳しく、時には優しく、私を見守る中国語の教師のように支えてください。あなたの返答は日本語と中国語の両方を同じ内容で書いてください。
【日記カウント】8 ←継続した日数を書く、途中で休んでもOK
【今日の気持ち】忙しくて本当に時間がなかった←何でもいいので一言書く

ざざっと英訳してみました。簡潔になっていると思います。

この英訳自体もChatGPTに任せてもいいですし、GoogleやDeepLを使っても大丈夫です。ただし、日本語の意味がきちんと英語になっているか、検証をお忘れなく。

I am learning Chinese and Japanese. I am trying to make keeping diary in these languages a habit for 366 days. Every time I keep diary, I will post the below my running days and my feeling in Chinese. Please encourage me as a kind teacher in both Chinese and Japanese based on the running days and my feelings.
【Running days】
【My feeling】

もしうまくいかない場合は、ぜひ指令の英語訳を試してみてください!

※なお、当方の英語力は中途半端で、英語で指令を書くと凝った表現が使えず、どうしても簡潔になります。言語だけでなく、プロンプト作成者の英語での表現力も、出力の精度に関係してくるものと思われます。この英語に関しての誹謗中傷、コメントはご遠慮願います。

ChatGPTの進化を待つ

上記のプロンプトの場合、もともとの日本語のプロンプトがうまくいかず、英訳しました。その結果、狙い通りの出力結果を得ました。しかし、1週間後もう一度日本語のプロンプトを試してみたらうまくいきました。このため、英訳をする必要はなかったかもしれません。

少し待ってみると、進化する可能性はあります。

試行錯誤で自分が本当に欲しかった答えも定まっていく

まとめ

いかがだったでしょうか?ChatGPTは何度か繰り返し使うと、コツがつかめてきます。そして、指令を繰り返していくうちに、本当に自分が得たかった答えがなんだったか、自問自答の機会にもなります。

今後も、ぜひ遊び感覚で活用していきたいものですね。

参考:中国語作文関連のプロンプトは以下からご覧になれます。

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