中国語の学習方法はいろいろありますが、「作文」もとても大切です。会話のときにも、頭の中で「瞬間作文」をしているからです。とはいえ、書いた文が合っているか確認するのは意外と大変。先生に頼むほどでもない、でも一人ではちょっと心もとない——そんなときに頼りになるのがChatGPTです。ここでは、レベル別のプロンプトと、うまくいかないときの対処法をまとめました。
まずはChatGPTの登録から
ChatGPT公式サイト(openai.com)にアクセスし、「Sign up」からメールアドレスまたはGoogle/Microsoftアカウントで登録します。本登録が終われば、あとは日本語で話しかけるだけ。画面は英語ですが、操作でつまずくところはほとんどありません。
① 三行日記プロンプト
一番手軽な作文練習です。目的(試験対策・会話ストック・日記)を決めて、パソコンやスマホで書き、下記のプロンプトに貼り付けます。
あなたは中国語教師です。【質問】に対して、私が中国語で書いた【日記】を以下に示す【条件】で評価し、【フィードバック】してください。
【質問】(質問文を入力)
【日記】(あなたが書いた日記を入力)
【条件】・私の中国語レベルはHSK○級程度。・文字数は○○文字以内。
【フィードバック】フィードバックは日本語で行います。まず日記の良いところをほめてください。次に文法や単語に間違いがあれば、より適切な表現に訂正してください。最後に【日記】全体を修正したものを、条件の文字数以内で中国語で書いてください。
② 点数評価プロンプト
もう少し客観的に採点してほしいときは、ルーブリック(採点基準)を指定する方法がおすすめです。趣旨の明確さ・構成と内容・文法の正確さ・表現力・オリジナリティ・文字数の6項目、30点満点で評価してもらえます。テーマが思いつかない場合は、中国のサイトにある小学生向けの作文などを「借文」してアレンジするのも一つの方法です。
③ 一文添削プロンプト(初心者向け)
「三行はハードルが高い」という方には、一文だけの添削プロンプトがおすすめです。単語からの連想、習った文法パターンの当てはめ、NHKゴガクルの例文集への回答など、テーマの選び方もあわせて紹介します。HSKの級を指定すると、そのレベルに合わせた語彙・文法で続きを書いてくれるのが便利です。
④ 会話(チャット)形式プロンプト
「せっかくならチャットらしく会話したい」という方向けに、ChatGPTが中国語教師役になって質問を重ねてくれるプロンプトもあります。感情表現(喜び・信頼・恐れ・驚き・嫌悪・怒り・期待)を数値で示してくれるのがユニークな点。何度かやり取りするうちに会話が弾み、最後に日記としてまとめてくれます。
うまくいかないときの対処法
同じプロンプトでも、狙い通りの回答が返ってこないことがあります。そんなときは次を試してみてください。
- プロンプトの3原則を確認する:①具体的かつ明確に指示する ②自分の立場(学生・会社員など)を伝える ③出力言語とトーン(日本語で/ビジネス中国語で 等)を指定する
- 追加で「もう少し詳しく」「日本語で書いてください」と指示を重ねる
- 質問を英語に訳して入力してみる(ChatGPTはもともと英語ベースのため精度が上がることがあります)
- 少し時間を置いてから同じプロンプトをもう一度試す(ChatGPT自体が日々進化しています)
そのほか語学学習に使えるプロンプト例
- 試験範囲の単語だけを使って作文してもらう(例:「HSK4級の単語と文法だけを使って『○○』を用いた文を3つ」)
- 意見を述べる小論文のモデル作文を書いてもらう
- 単語リストをベタ打ちして、ピンイン・日本語訳つきの表に整形してもらう
まとめ
ChatGPTは誤字脱字も見つけてくれますし、24時間いつでも気軽に使えるのが魅力です。1回でうまくいかなくても大丈夫。試行錯誤自体が、実は自分がどんな中国語を書きたいのか見つめ直す機会にもなります。ぜひ日々の学習に取り入れてみてください。
